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株価は人気投票!予想に対し結果がどうだったか

日本の景気が上がれば、株価も上がる!ポイントは予想→発表のズレ

業績予想

景気がよければ株価は上がる!

一般的に言われていますがそればどうしてなのでしょうか?

その理由を知ることで実際の投資を行う時にどのような知識を持っておくべきなのでしょう。ここでは景気と株価の関係について見ていきたいと思います。

まず、株価がどうして変化するのかを考えましょう

利益が上がりそうな企業なら株価も上がる

株式はその企業が利益をあげることが出来そうならば、それだけ人気が出ます。利益が上がれば配当のインカムゲイン※1が期待できます。

株価が上がると買う人も増える

株価が上がる次に、人気が出ると高くても買う人が出てきます。そうなると、需要と供給の関係から株価は上がります。今度は売却益のキャピタルゲイン※2が期待できますので、上がっている株式は人気がさらに高まります。しかし、業績=配当に見合った額ではないと判断される…要は「今の株価は現状からすると割高である」と判断されるとそこで株価は下がっていきます。同時に、売却益も期待できませんので人気が下がっていきます。

企業の実際の利益をあげる能力に対して「割高」であるのか「割安」であるのかが株価の変動のポイントでもあるのです。

株式はこのような変動を繰り返しながら市場で取引されていくわけですが、この時の景気の影響を知っておくと売買の判断の助けになります。

株価が動くかの判断基準は業績予想

さて、株価変動について、何を判断基準にしているかと言えば、企業自体の業績とその予想になります。このような基礎的な事項と企業自身の業績予測が判断の大きな柱となります。この業績予想は定期的に短信として適宜適当に行われます。
予想が変化するだけの要因が起こった場合には速やかに報告しなければならないのです。

好景気なら当然業績もさらにアップする

この時、好景気であれば予想した時よりもさらに業績が伸び、営業利益は大きくなり、その予想はよりプラスの方向に修正をする事になる場合も少なくありません。

予想よりプラスに修正することを「上方修正」と言います

株価を短期的に大きく変動させる要因となるのです。
当然、景気に関わらず業績が伸びなかったり、想定外の事態によって損益を出してしまった場合には「下方修正」を適に行う必要もあります。

この「上方修正」はどんな意味合いを持つのでしょうか?

現在の業績が予想した時よりも良いのであれば、過去の業績予想の情報で判断された株価は現在の状態よりもマイナスでの判断の結果と考えられます。したがって、「現在の企業の状況からすれば割安な価格」であると考えることが出来ます。

そうなると、お買い得な株式とみなされ人気が出ることになります。したがって、適切だと考えられる額まで株価は上がりますし、キャピタルゲイン目的の短期投資家も興味を持つことで更なる上昇がある場合もあります。

情報修正の幅が大きいほど、株価も大きく伸びる可能性がある

注意して欲しいのは、株価の変動の波のどこで情報が出てどんな動きをしていったかです。
株価が上がりきって下がりそうなときに、言わばもっとも「割高な時」に、上方修正を出されて更に伸びるのではればその修正はかなり大きなものでなければなりません。良い情報でも、その時の状態と修正の質が小さければ下がりはしなくても伸びない事があるかもしれないのです。

株価が下がっている状態、言わばそもそも「割安な時」ならば小さな上方修正でも大きく伸びるかもしれません。

同じ程度の上方修正の情報であっても、その株式の変動の波のどんな時に出されたかで株価への影響は異なります。単に良さそうな情報だからといって流されるのではなく、その情報についてしっかりと判断を行った投資が重要となってくるのです。

※1 インカムゲインとは

金融資産を一定期間運用したときに発生する利子所得のこと。銀行預金や郵便貯金をすると利子が発生するが,これがインカムゲインに相当する。ほかに債券や株式を運用する場合においても,前者はクーポン・レート,後者は配当がインカムゲインに相当する。

出展:インカムゲインとは – コトバンク

※2 キャピタルゲインとは

有価証券や土地などの資産の売買によって得られる差益のこと。売買差益に対しては、他の所得とは別に課税される(キャピタル・ゲイン課税)。 なお、資産価値が下がることによって生じた損失のことをキャピタル・ロスという。

出展:キャピタル・ゲインとは – コトバンク

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