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株式投資デビューに必要なモノは投資資金と本人確認書類、マイナンバーカードだけ!初めて証券口座を開設する初心者も安心

株式投資デビューに必要なモノ!まずは投資資金の確保!次に証券口座!

株式投資にデビュー?

株式投資デビューで必要なもの

株式投資に限らず投資には元手が必要ですから、まず、元手をどうするか決めなければ何も始まりません。次に証券会社を決めて口座開設することになります。それらには一切、初期費用はかかりません。そこで、株式デビューに必要なものを順に考えてみました。

  1. 投資資金の確保
  2. 証券会社の選定

この2点が重要です。

「投資資金」の確保と自分に合った「証券口座」がデビューには必要

投資資金が安定して確保できなければ、株式投資を続けられませんし、そもそも投資自体も始められません。

証券口座は投資スタイルにも影響します。証券会社によって手数料も違いますし、サイトやアプリなどのツールの使いやすさもずいぶんと違います。

また株式投資は信用の担保が大切なため、口座開設に時間がかかります。手続きも煩雑で一度決めるとなかなか変えがたいので、良く選んで選ぶことをおすすめします。

投資資金の確保には4つの鉄則がある

株式投資資金を決めることには重要な要素が含まれており、資金の決め方が後にパフォーマンスに影響を与えることも少なくありません。そこで、株式投資資金の決め方の鉄則を考えてみました。

鉄則1.余裕資金で投資する

株式投資資金の決め方鉄則1つ目は余裕資金を株式投資に振り向けるということです。

つまり、生活費を投資に振り向けるのが一番やってはいけないことで、一時的に生活費を使うことも良くありません。昔から「株に手を出す」という言い方をしますが、これは生活費を株式投資に振り向けることを意味しています。

用途が決まっていない余裕資金を投資するのが鉄則

また、使い道が決まっている資金を一時的に株式投資に流用するのも感心できません。

例えば、3ヶ月後にマンションの頭金を払うので3ヶ月間だけ運用するなども、良い結果が生れるとは思えません。生活費や使い道の決まった資金を株式投資に振り向けると、余計なプレッシャーがかかり運用に失敗する可能性が高くなります。また、今年前半の株式市場の様に株価が半年下げ続けることもあるからです。

鉄則2.借金で投資してはいけない

鉄則2つ目は借金で投資しないことです。

返す必要のない借金なら別ですが、殆ど借金は期日までに利息を付けて返済しなければなりません。従って、鉄則1の使い道が決まっている資金を一時的に流用するのと同じで、余計なプレッシャーが運用の妨げになります。

しかも、借金の場合は利息分も返済しなければなりません。借りて投資したもののマイナスになれば元本も返せません。売れずに塩漬けになれば、利子+マイナスの二重苦です。

投資になれてきたとしても借金は危険すぎる

たとえば300万円を借り入れて、投資に運用したとしましょう。単純計算で年利15%であれば、利息は1日1,233円です(利息の計算方法は、300万円×15%÷365日)。

借りてお金を儲けて翌日に返せば1,233円ですが、10日借りていれば12,330円です。これは大きな負担になるでしょう。

プロの投資家ならともかく、株式デビューの初心者は借金での投資は厳禁です。

鉄則3.全額を投資してはいけない

鉄則3つ目は余裕資金の全額を一度に投資しないことです。

通常、資産を幾つかに分散投資するのが常識で、株式に振り向けられた何分の一かの投資資金を更に3分割する位の用心深さが必要です。例えば、余裕資金が1,000万円で株式投資に300万円振り向けるとしますと、最初の投資資金は100万円にすると言う様な分散投資の考え方が必要です。

余裕があるとついつい限界まで運用したくなりますが、ところが投資しすぎると思いも寄らぬ落とし穴に落ちてしまうのです。

自由に使えるお金を確保してないといざという時に勝負できない!

この思いも寄らぬ落とし穴とは、いざという時に勝負するお金がなくなるという罠です。

投資資金のコントロールは、何も守りのためだけではありません。というのも全額を投資してしまうと、いまここでお金があればお得に買える! 効果的なナンピンでマイナスもプラスにできる! などといった攻めの事態に対応できなくなってしまうのです。

いつでも自由に投入できる余裕資金が確保されていなければ、攻めの投資もできなくなるのは明らかです。

鉄則4.投資資金を守る

鉄則4つ目は一度決めた資金額を前後させないことです。例えば、振り向けた300万円の資金から3ヶ月後に100万円引き出す様な無計画なことでは、良いパフォーマンスが望めません。

また、儲かった資金を直ぐに使う人も多いですが、少なくとも1年単位で出し入れする様な長期の姿勢が大事です。

むしろ儲けたお金は引き出すのでは無く、株式投資の資金にそのまま組み込みましょう。それは「複利」の力があるからです。

儲けたお金は消費しない!「複利」の力を信じてそのまま投資するのが正解

300万円を1年間運用して、3%儲けたとしましょう。9万円です。高額ですが、最新のiPhoneを買ったり、恋人と旅行に行ったりすれば無くなってしまうお金です。

しかし儲けた3%を毎年、そのまま投資してみてください。10年後には400万円を超えます。1年後に消費してしまえば無くなるだけですが、資産は運用すれば加速度的に増えます。

20世紀最大の物理学者のアインシュタインが「複利」を「人類最大の発明」と呼んだ、と言われているのも宜なるかな、と言えるエピソードです。

証券会社選びも重要

言うまでもありませんが、現在、様々なタイプの証券会社が顧客獲得競争を繰り広げています。そこで、その中から自身の投資スタイルに合った証券会社を選ぶことが重要です。
証券会社をタイプ別に分けると以下の様になります。

ネット証券(ネット取引)

安い手数料を第一に考えるならネット証券が最適ですが、ネット証券の中でも手数料は大きく違う場合があります。また、ネット経由で相場を見て注文を出すことになりますから、画面の見易さや発注の出し易さチャートが見易いことなども考慮する必要があります。

iPhoneやAndroidなどスマホで投資できるツールに優れており、手数料も安いことから、まずはネット証券から始めることをおすすめします。

大手証券(対面取引+ネット取引)

投資信託や外債・外国株などの品揃えや、情報力・アドバイス力を求める場合は大手総合証券が適しています。それらは対面取引が中心になりますが、ネット取引を選択できる会社もあります。

従って、対面取引を好む人や品揃えが多い方が良い人は大手総合証券が適しています。

準大手証券(対面取引+ネット取引)

大手総合証券と同様のコンセプトです。

中堅証券(対面取引+ネット取引)

中堅総合証券には地域性のあるユニークな総合証券が多いですが、基本的なコンセプトは準大手証券と同様です。

中小証券(対面取引)

大手総合証券を避けたい場合は特色ある中小地場証券があります。規模は小さいながらも長い歴史を誇る証券も少なくありません。

いずれにしても、これらの中から取引証券会社を1~2社に絞り込むためには、ホームページや証券会社の比較サイトなどを参考に決めることになります。また、ネット証券ではシミュレーション売買ができるところもあります。

証券口座の開設に必要な書類

証券口座開設に必要な書類は本人確認書類とマイナンバーカード

自分に合っていそうな証券会社を見つけたら、口座開設のための書類を用意しましょう。必要書類は少ないところでは1点、多くても下記の2点です。

  1. 個人番号カード(マイナンバーカード)
  2. 運転免許証(写真付き本人確認書類)

個人番号カード(マイナンバーカード)を持たず、通知カードのみの場合は、運転免許証を求められる証券会社が多いようです。

個人番号カード(マイナンバーカード)が最も重要

基本的に証券会社や銀行などの金融機関で口座開設する場合は、公的な本人確認書類に基づいた名前・生年月日・住所の確認が義務づけられています。

特に証券口座を新たに開設する場合、「マイナンバー法」の施行に伴い2016年1月より証券会社へのマイナンバーの提示が法律で義務付けられました。なのでマイナンバーカードだけでOKという証券会社も多くあります。

マイナンバーカードだけで口座開設できる証券会社も多い

ただ一般的には、証券会社の口座開設に必要な書類は、各証券会社所定の書類に加えて、「マイナンバーを確認できる書類」と「本人確認書類」が必要となります。

具体的に「マイナンバーを確認できる書類」とは「マイナンバー通知カード」「マイナンバーカード」「マイナンバーの記載がある住民票の写し」などで、「本人確認書類」とは「運転免許証」「パスポート」「健康保険被保険者証」などです。

証券会社の口座開設までの流れ

ネット証券の場合、申し込みはホームページからが基本ですが、アプリで証券口座開設ができるところもあります。必要書類の送付などもいまやインターネット経由が基本です。

申し込みはホームページorスマホアプリから!

ネット証券の場合、口座開設お申込専用アプリを用意している証券会社も多いです。これは株式の取引のアプリとは別物です。アプリからならいつでもどこからでも簡単・便利に証券会社の口座開設のお申込みを行うことができます。

完全にオンラインで口座開設!必要書類の提出もインターネット経由が多い

マイナンバーカードや本人確認書類もスマホで撮ってアップロードすれば良い会社も多いです。このようにネット証券はスピードと手軽さに優れています。実際、ネットに長けた人の方が今の株取引には有利と言えそうです。

また、店頭での手続きの場合は原本を提示し、郵送での手続きの場合は、各書類のコピーを申込書と合わせて返送することになります。

口座開設の手順

ホームページや電話から口座開設に必要な書類を請求
     ↓
数日以内に必要書類が届く
     ↓
必要書類と公的書類を証券会社店頭に持参するor返送する
     ↓
1週間程度で証券会社から口座開設完了の通知が届く
(トータルで1週間~2週間で口座開設手続は完了)

株式投資デビューに必要なモノまとめ

株式投資デビューに必要なもの、ご理解頂けたでしょうか? 実は株式投資を始める上で、手続きに関わる初期費用は何も必要ありません。必要なのは実際に運用するための投資資金だけです。

また口座開設のための必要書類として準備するものは「マイナンバーを確認できる書類」と「本人確認書類」の2つだけです。

投資資金の確保と証券会社選びが株式投資デビューの肝

そして、最も大事なことは、最初の株式投資資金をいくらにするのかということと、どこの証券会社に口座開設するかです。この2つを間違えると後々に影響を与えることになりかねません。

あなたの身の丈にあった投資資金を確保し、自分の投資スタイルに合いそうない証券会社を選んでください。

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