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投資スタイルの決め方

投資スタイルの決め方「リスク許容度・投資目的で考える」

投資スタイル

株式デビューの人に「直ぐに自分の投資スタイルを決めなさい」と言っても難しいかもしれませんが、一人ひとりの様々な条件を吟味していくと自ずと投資スタイルは絞られてきます。また、プロとして株式投資専業で行くのか、他の仕事をしながら運用するのか、投資に割ける時間はどのくらいあるのか、更に、リスク許容度や投資目的などによって選択肢は絞られてきます。

投資のプロなのかセミプロなのかアマなのか

プロ・セミプロ投資家

投資スタイルを決める上で第一の前提条件は、プロとして株式投資専業で生きるのか否かということです。以前は相当な資産家でなければ株式投資専業で生きることはできませんでしたが、ネットの普及と株式手数料の自由化による引き下げで少ない資金を効率よく回転させることで利益を上げることができるようになりました。いわゆるデイトレーダーの出現です。現在、デイトレーダーの正確な数は解りませんが、数万人規模のデイトレーダーが活躍していると思われます。

デイトレーダー

そのデイトレーダーを分類すると完全に専業で相場に張り付いて運用している人もいれば、
仕事の合間にデイトレードしている人もいます。特に、最近はスマホでの売買も不便ではなくなっていますので、本業の傍らでトレードすることも十分可能です。
従って、投資スタイルを決める場合、まず、プロなのかセミプロなのかアマなのかにより選択肢が異なります。

投資の時間配分を決める

専業デイトレーダーの場合は1日中、相場に張り付いていられますが、その他の場合はネットトレード可能な時間帯を決めることが重要です。

例えば、今日は前場にトレードし明日は後場にトレードし明後日は1日中トレードするなどという投資スタイルは、最もパフォーマンが上がらないスタイルです。何故なら、相場にはその時々のリズムやセンチメントがありますから、同じ時間帯で売買した方が相場に溶け込み易いのです。従って、毎日前場はトレードに集中し、午後は本業に精を出すと言う様なスタイルの方がベターです。また、前日に翌日の注文を発注しておき、翌日は時々相場を確認しながら約定確認・注文変更を行う投資スタイルも考えられます。

更に、デイトレード以外の中長期トレードの場合はトレードをする時間帯を決めることが先決です。トレードにどれだけの時間を割けるかで、自ずと投資スタイルが制限されてくるからです。

具体的な投資スタイルを決める

投資経験と投資知識

具体的な投資スタイルを決める上でもう1つ重要なことは投資経験と知識です。どの世界でも同じですが、少なくとも3年の経験を積んでやっと一人前ではないでしょうか。

例えば、医者の場合は医学部に6年通い研修医として2年努めますが、そのレベルでは信頼できるドクターとは言えません。やはり、少なくともドクター経験3年以上で医者として一人前と言える筈です。

従って、投資の世界も同様でズブの素人が直ぐに継続して利益を上げられる様な世界ではありません。例えば、生命保険会社のファンドマネージャーの場合は、運用部門に配属されてから3年間は勉強の期間です。その後、ベビーファンドと言われる小さなファンドの運用でテストされ、適正があれば正式なファンドマネージャーとなることができます。

つまり、プロになるのに3年~5年は掛かっています。もともと、優秀な生保のファンドマネージャーでさえ3年~5年は掛かっているのです。

相場経験を積むための投資スタイル選択

従って、株式デビューでいきなりデイトレードを始めるなどということは無謀としか言えず、医師免許に合格したばかりの人にいきなり外科手術をさせる様なものです。
ですので、自身の相場経験と知識を認識した上で、相場経験を積むための投資スタイルを選択する必要があります。

最近、ネットの情報を見ていると「デイトレードで何億円儲けた」とか「株で5,000万円儲けました」などの記事が目に付きますが、これらは広告であることを忘れてはなりません。この様なネットやメディアに登場する株式の儲け話は儲かった話ばかりで、損をした話は記事にもなりません。従って、それらの記事に惑わされることなく、自身にどれだけの投資経験と知識があるのかを冷静に分析しなければなりません。その上で自分の能力に合った投資スタイルを選択することが大事です。

得意な投資スキル

そして、投資経験を積んだ上でデイトレードに挑戦する場合も、少なくとも1つは得意なスキルを身に付けておきたいものです。例えば、1分足・5分足のチャートを読むのが得意とか、テクニカル指標から翌日に人気化しそうな銘柄を見つけられるとか、決算情報の分析が得意などのスキルです。この様な具体的なスキルがあれば自然にデイトレードに於ける投資スタイルが見えてきます。

或いは、短期売買が苦手な人は、チャートや業績から大底銘柄を発掘し待ち伏せ買いするバリュー投資や、成長性のある銘柄に長期投資し毎期の配当を受け取るグロース投資、新規公開銘柄に投資するIPO投資、株主優待券を専門に狙う株主優待投資、買いと売りを両建てすることにより利益を得る投資手法である裁定取引などの選択肢が広がります。

実はこれらの中で1つの投資スタイルに徹し成功している投資家も意外に多いのです。

まとめ

ここまで述べて来たポイントに沿って考えて頂ければ、自身の投資スタイルが自ずと見えて来るのではないでしょうか。最後に参考までに難易度が低い(リスクが低い)と思われる順に投資スタイルを並べてみました。

  1. 長期投資・配当取投資・株主優待取投資・IPO投資
  2. 中期投資
  3. スイングトレード
  4. デイトレード
  5. スキャルピングトレード
  6. 信用取引空売り
  7. 裁定取引
  8. 先物取引
  9. FX

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