株式投資を始める前にまずは株を知る

株式投資を始める前に知っておくべき3つのコト

  1. 何のために投資をするか目的を設定することが大切
  2. 投資にはリスクがあるということを肝に命じて
  3. 自分の投資スタイルを決めよう!初心者は「中長期・分散型がおすすめ」

株ってそもそも何?

東京証券取引所テレビや新聞、書籍などでよく見かける株。ニュースなんかでも毎日報道されています。

株とは?

株は正式には株式と呼びます。

以前は保有している株式数に応じた株券が発行されていましたが、現在では上場会社の株式は電子化されて、証券会社の口座で電子的に管理されています。

企業は株式を発行して資金調達できる

株式は、会社を経営していく上で必要な資金を得るために発行されます。

株式の発行を含めて、会社の経営に必要な資金を得る方法を資金調達と言いますが、資金調達の方法には3つの方法があります。

1つめは、金融機関から借入をして資金調達する方法

この方法は金融機関の審査を受けて承認を受けることができれば資金を借入することができますが、金利を支払う必要があります。

2つめは、個人や法人から借金する方法

この方法では、社債を発行します。社債は金融機関からの借入と同様、返済義務があり、金利を支払う必要があります。

3つめが、株式を発行して投資家から資金を集める方法

株式を発行して資金調達を行う方法では、企業は投資家から集めた資金に対して金利を支払う必要もありませんし、返済する必要もありません。

1つめの銀行借入は間接金融、2つめの債権と3つめの株式は直接金融と呼ばれる資金調達方法で、銀行と証券、生保と損保の相互参入等が進められた日本版ビッグバンにより、資金調達の方法は間接金融より直接金融による方法が主流になってきています。

株式会社について

株式会社では、企業の「経営」と「所有」が分離されており、企業の所有権は、企業が発行する株式を所有する株主にあります。

株主は、保有する株式数に応じて会社所有権と経営参加権、配当金の受取金を持っています。株主が一定数の株式を所有することになった場合、現経営陣はその座を奪われるリスクもありますが、先にご説明したように、株式の発行は返済義務がなく、利子もない資金調達法のため、銀行借入や社債の発行と比べるとメリットがあります。

株式はハイリスクハイリターンな金融商品

個人投資家の立場から見ると株式は元本が保証されていないハイリスクハイリターンな金融商品だと言えます。

一方、元本保証のある銀行の定期預金等と比べると、株式投資はインフレ(物価上昇)リスクに強いという強みがあります。銀行の定期預金等は預けたお金(元本)が変動することはありませんが、株価は物価を反映して上下するため物価に水準を合わせた資産価値になりやすいためです。

株主の責任は有限責任

株式投資は、元本保証のない投資とはいえ、株主の責任は有限責任、投資した額を上限とした責任となります。つまり最悪投資した企業が倒産して保有している株式が紙クズ同然となったとしても損失は投資した金額までで済みます。

一方、株式投資には信用取引といって、自分の所有する資産以上の額を投資することも可能ですが、信用取引をしている場合には投資した以上の借金を背負う可能性も有るため注意が必要です。

株主になることのメリットとは?

投資家が株を購入すると株主となりますが、株主となることにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

株主になる事のメリットとしては、主に以下の3つがあります。

1つ目は配当金

配当金は、企業が利益を出した後投資した株主に配当されるお金のことを指します。

配当金は、持っている株式の数に応じて均等に配当されます。例えば1株当たりの配当金が10円であれば、10,000株持っている人には10万円の配当金が配当されることになります。

配当金はいつ貰える?

一般的に、配当金が支払われるのは夕刊決算時と期末決算時の2回であることが多いです。この辺りは企業によって異なり、配当金がまったくない企業もあれば、配当金が年に4回支払われるという企業もあります。

配当金を受け取るためには、企業毎に設定された権利確定日にその企業の株式を所有していることが条件となっており、権利確定日の次の日に売却したとしても、その回の配当金は受け取ることができます。(そのため、権利確定日の翌日を権利落ち日と呼び、通常配当金の分だけ株価が下がります)

配当金狙いなら配当利回りを気にしておこう

実際に株式を所有して配当金を受け取ってみたらその額が少ないことに驚く方もいるかもしれません。しかし、それは単に「保有株式数が少ないから」だと言えます。

100株での所有では年間に1,000円しか貰えない銘柄でも、1万株持っていれば10万円の配当金を受け取ることができます。

ただし、株式投資は安くとも100株で数十万円することが基本です。例えば100株で30万円する株式を1万株購入しようとしたら3,000万円資金が必要ということになります。

初心者の内にそれだけの資金を用意することは困難ですし、3,000万円投資して10万円ではリターンはかなり少ないと言わざるを得ません。

そこで、気にしたいのが配当利回りです。

配当利回りは、「投資した額に対するリターン」のことで、上記の例で言うと3,000万円投資して10万円のリターンであれば配当利回りは0.3%程度ということになります。

配当金狙いで株式投資をするのであれば、配当利回りは2%程度以上の銘柄を選ぶと良いです。

配当利回り2%であれば、30万円の投資で年間6千円、300万円の投資で年間6万円得られることになります。

配当利回りと預金利率を比べてみよう

配当金は、所有している株式の株価が下がる可能性があるというリスクがありますが、株式を所有し続けるだけで得られるものです。

また、配当利回りは額としては小さく見えるかもしれませんが、現在の預金利回りは、定期預金でも0.001%程度のものが多く、預金利率と比べるとその差は歴然です。

例えば、100万円を定期預金として預けた場合年間でわずか10円の利息ですが、配当利回り2%の株を購入して配当を受け取った場合、20,000円のお金を得られることになり、その差は2,000倍にもなります。

このように配当利回りと預金利率を比べてみると配当金狙いで株式を所有するメリットが感じられるのではないでしょうか。

2つ目は株主優待

株主優待は、株式を所有してくれている株主に対して、その会社の商品や、商品券が企業から送られるものです。

株主優待は配当金と同じく、出している企業と出していない企業があり、また出している企業の中には配当金と同時に出している企業もあります。
特に、商品券等の場合金額に換算して配当利回りに含めて計算してみても良いでしょう。
株主優待も配当金と同じく権利確定日までに株式を所有していることで株主優待を受け取ることができます。

株主優待は所有株式数によってもらえるものが異なる

株主優待は、所有している株式数によってもらえるものが異なります。

もちろん、所有している株式数によってもらえるものは豪華になっていきますが、配当金とは異なり、単純に100株持っている場合と1,000株持っている場合とで貰えるものが10倍になるわけではありません。配当金や株主優待狙いで株式を保有する場合には、より貰える額の多い分所有するようにすると良いでしょう。

3つ目は株式の売買差益

上場株式の場合、一度発行された株式は市場で売買されることになります。

株価はその会社の業績や国の経済状況を反映して上下していきますが、安い時に買い、高い時に売ることで投資家は売買差益を得ることができるのです。特に「株で儲けを得る」という目的で株式を所有する場合にはこの売買差益を狙うのが一番良いでしょう。

まとめ

株は、発行する企業側からすると無利息・返済義務無しで資金を調達することのできる便利なものであり、また株を購入する投資家側からすると、リスクの高い売買差益を狙う方法とリスクの低い配当金狙いの方法などさまざまな方法があります。

株式投資を始める前に、株の仕組みと儲けを得る方法についてしっかり理解しておきましょう。

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