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クロスフォーの情報

クロスフォーの初値予想とビジネス評価

クロスフォー株のIPO戦略

公募株の狙い目証券会社としては、主幹事のみずほ証券と副幹事のSBI証券・SMBC日興証券は外せません。因みに、みずほ・日興証券の予想抽選配分比率は10%でSBI証券は40%~70%と考えられます。従って、公募株の抽選確立は厳しい状況です。

クロスフォーの総合評価

クロスフォー
①初値の期待度

C

②当選しやすさ

D

③セカンダリー投資に適しているか

D

④総合評価(利益を出しやすいか)

C

評価の理由

① について、同社は特許を保有していることと市場がJQということは評価できますが、小売り関連であるジュエリーの製造販売は人気が過熱し難い業種です。また、上場日はジェイ・エス・ビーとの2社同時上場であることから人気は分散しそうです。
② については主幹事がみずほ証券で個人配分10%程度なので、SBI証券に複数入札するとしても当選の確率は厳しくなります。
③ については、特許を持つ同社ですが、今後、有名ブランドからどこまで同社製品が支持されるか未知数であることと、業績数字の利益トレンドが、やや、頭打ちなのが気になります。
④ 総合的に利益の出しやすさは平均的と考えられます。

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クロスフォー株のビジネス展望

クロスフォー
コード 7810
業種 その他製品
上場市場 ジャスダック市場(スタンダード)・売買単位100株
上場予定日 7月20日(木)
主幹事証券 みずほ証券㈱
監査法人 有限責任あずさ監査法人

ジュエリー・アクセサリーの製造販売を行う㈱クロスフォーは、特許技術である「Dancing Stone」を用いた国内向けジュエリー・アクセサリー製品の製造販売と海外向けパーツの製造販売を主とした事業を行っています。
従来のダイヤモンド加工はダイヤモンドそのものに穴をあけてパーツをセッティングしダイヤモンドを揺らす仕組みでしたが、同社の特許技術である「Dancing Stone」は、ダイヤモンドに穴をあけることなくダイヤモンドを揺らすことができる特殊な技術です。
特に、「Dancing Stone」を用いたダイヤモンドは着用した人のわずかな動きで宝石を揺らし、光を反射・拡散させることで宝石を輝かせることができます。
現在、「Dancing Stone」は日本・米国・中国・カナダ・オーストラリア・欧州・韓国・台湾・ロシアにおいて特許を取得しており、その他10か国以上において特許申請中です。

また、国内製品販売では取引先ブランドでのOEM製品及びクロスフォーブランド製品の製造販売を行っています。従って、同社の特許技術である「Dancing Stone」を用いた国内外へのジュエリー・アクセサリー製品の製造販売ビジネスは順調な展開が予想されますが、今後の課題は「Dancing Stone」が有名ブランド製品にどこまで採用されるかに掛かっています。特に、取引がなかった大手ジュエリーブランドにどこまで「Dancing Stone」が採用されるかが今後の課題です。また、現在の同社の2017年4月末に於ける負債総額は3,008百万円で株主資本合計は1,378百万円と借入金が大きいことが気になります。

クロスフォーの株価予想

同社の公募価格は仮条件の上限である730円に決まりましたが、今2017年7月期の第三四半期までの予想EPS63円から計算されたPERは11.6倍、予想1株配当15円としますと予想配当利回りは2.05%となります。
同社類似会社のPER等は以下の通りですが、ジュエリーの製造販売に於いて自社の店舗での直接販売が強い企業(サダマツ・ツツミ)は高PERとなっていますが、OEM販売のウェートが高いその他の企業のPERは9.4倍~15.3倍で推移しています。クロスフォーは後者ですので初値のPERは15倍~20倍が上限と考えられます。

類似会社のPER等(2017年7月10日現在)

コード 銘柄名 市場 PER PBR 配当利回り
2736 サダマツ JQ 72.1 1.92 0.77%
7872 AS-MEエステール 東証1部 15.3 0.58 3.41%
7889 桑山  JQ 9.4 0.43 2.64%
7937 ツツミ 東証1部 60.8 0.52 1.42%
8008 ヨンドシーHD 東証1部 12 1.36 2.48%

また、クロスフォーの上場規模はシャスダック・スタンダードとしてはやや小型で、ロックアップのカバー率は約75%と需給は問題ありません。只、小売り関連の業態で人気化する銘柄が少ないことと、上場日はジェイ・エス・ビーとの2社同時上場である点はマイナスポイントです。従って、初値予想としては850円~1,000円(850円でPER13.5倍・1,000円でPER15.9倍)が妥当なところと考えられます。

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クロスフォー株の基本情報

会社概要

本社所在地 山梨県甲府市国母七丁目11番4号 代表電話057-008-9640
創業 1987年8月1日
代表取締役社長 土橋秀位
資本金 84百万円(2017年6月)
連結売上高 4,111百万円(2016年7月)
事業内容

ジュエリー・アクセサリーの製造販売

社員数 82名

沿革

  • 1980年8月 土橋宝石貿易の屋号にて創業
  • 1987年8月 ㈱シバド(現当社)設立
  • 1999年1月 クロスフォーカットを発明
  • 1999年5月 旧㈱クロスフォー設立・クロスフォーカットを特許出願
  • 2001年1月 IJTにてオリジナルブランド「クロスフォーニューヨーク」発表
  • 2002年11月 旧㈱クロスフォーを吸収合併 ㈱シバドを㈱クロスフォーと社名変更
  • 2004年10月 JAニューヨークスペシャルデリバリーショー出展
  • 2007年9月 香港に子会社設立
  • 2010年11月 Dancing Stoneを発明
  • 2013年12月 Dancing Stoneの特許を日本で取得

クロスフォービジネスのポイント

① ダイヤモンド加工の特許技術である「Dancing Stone」保有
② クロスフォーカットは他社が容易に真似のできない技術
③ 国内ではOEM生産・海外ではパーツ生産に徹している
「Dancing Stone」は現在、日本、米国、中国、カナダ、オーストラリア、欧州、韓国、台湾、ロシアにおいて特許を取得しており、その他10か国以上において特許申請中です。
また、中国市場においては、連結子会社である歌思福珠宝(深圳)有限公司が受注し、海外外注先に製造委託して製造し中国の宝飾品メーカーに販売しています。つまり、海外ではパーツ販売がメインでデザインでなく機能を売っている訳です。地域別売上高・比率(平成28年7月)は下表のとおりです。

地域名 売上高(千円) 売上比率(%)
日本 2,774,769 67.5
中国 581,236 14.1
インド 481,959 11.7

同社グループは㈱クロスフォー及び連結子会社2社で構成されおり、本社が国内向け製品の製造販売と中国以外の海外向けパーツの製造販売、クロスフォー香港が海外向けパーツの顧客開拓、歌思福珠宝が中国向けパーツの製造販売を担っています。

クロスフォー株の業績推移とポイント

業績数字推移(連結ベース)

決算年月 2015年7月 2016年7月 2017年7月(第三四半期まで)
売上高 (千円) 3,478,332 4,111,016(+18.2%) 3,212,543
経常利益 (千円) 1,059,239 973,659(-8.2%) 677,888
当期純利益 (千円) 398,686 339,436(-14.9%) 433,475
純資産額 (千円) 871,847 996,028(+14.3%) 1374,009
BPS (円) 138.98 158.78(+14.2%) -
EPS (円) 63.56 54.11(-14.9%) 63.10
1株配当 (円) 33.79 9.12 -
自己資本比率 (%) 38.10 33.40 -
自己資本利益率 (%) 56.30 36.30 -

業績数字のポイント

同社の連結業績数字を見ますと、前2016年7月期の売上は増収ですが経常利益と純利益は前期比で減益になっています。一方、続く今2017年7月期第三四半期の数字は、売上高と純利益は好調に推移していますが、経常利益が伸び悩んでいます。従って、上場後初の決算となる今2017年7月期の連結予想数字に於いて、減益決算も有り得る苦しい展開です。

クロスフォー株のIPO情報の要点

IPO(新規上場)スケジュール

仮条件決定日 6月28日(水)
ブックビルディング期間 6/30 (金) ~ 7/6(木)
公募価格決定日 7/7(金)
購入申込期間 7/11(火) ~ 7/14 (金)
上場予定日 7/20 (木)

IPO公募・売出し株式情報

公募株式数 1,500,000株(公募1,500,000株・売出し0株)
オーバーアロットメント分 225,000株
発行済株数 8,172,000株 (上場時、公募株数含む)
OR 21.1% (オファリングレシオ、OA分含む計算)
想定価格 720円
仮条件価格 710円~730円
公募価格 730円
IPOの資金用途 借入金の返済と販売管理費

(オーバーアロットメント分とは当初の予想を超える需要があった場合、追加的に投資家に販売することです。また、オファリングレシオは発行済株式数のどの程度を市場に放出するかを示す比率を意味します)

(ロックアップとは売却できない期間を意味し、1.5倍とは公募価格から1.5倍以上にならなければ売却できません)

上記ロックアップの無い434,000株のうち個人名の1名は同社の役員ですので、上場後すぐに売却することは無いと考えられます。また、副幹事証券のSBI証券関連のベンチャーキャピタル2社も株価を売り崩す売り方はしないと考えられ、同社株式の需給に心配はありません。

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