株式投資ポータルサイト【カブポタ】

ローソク足のトレンドラインで判断する基本4パターン

ローソク足のトレンドライン「まず基本パターンを覚えよう」

トレンドラインローソク足チャートで利用するトレンドラインは、トレンドを把握するために欠かせないものです。今回は、トレンドラインの概要と、トレンドラインで判断する売買サインの4パターン、トレンドラインの引き方のコツなどについてご紹介します。

ローソク足チャートでトレンドを掴む

チャートを見る際のコツは、最初に全体のイメージを掴むということです。
全体のイメージを掴んで、現在上昇トレンドにあるのか、それとも下降トレンドにあるのか、それとも方向性のない保ち合いの状態にあるのかを読み取ります。

トレンドライン
パッと見て現在の相場を掴むことができる場合もありますがそうでないこともあります。
そのため、相場がどんな状態かを見極めるためにチャートにトレンドラインを引いて相場を判断することになります。

順張りと逆張りについて理解しておこう

トレンドラインについて説明する前に、トレンドに沿って売買する順張りと、トレンドと逆方向に売買する逆張りについて理解しておきましょう。

順張りとは

順張りは、トレンドに沿って売買する方法で、株式投資の基本は順張りです。
・順張りのメリット
順張りは、上昇している株を買い、下落している株を売るという、素直な投資行動です。
特に投資初心者にとっては順張りによる売買が基本です。トレンドの方向に沿って売買をするため、投資家が集中すれば短期的に利益が出る可能性があります。

順張りのデメリット

株価はいつ天井で、いつ底値かを確実に知る方法はありません。順張りで買った高値が天井、安値が底値という可能性があります。
また、順張りの場合、トレンドの方向に沿って売買するため読みを外してしまうと損失がどんどん拡大してしまう可能性があります。

逆張りとは

逆張りは、相場と逆方向の売買をする方法で、相場が行き過ぎた時の反対を狙います。株価が上昇トレンドの時でも、下落トレンドの時でも上下を繰り返しながら全体として上昇したり、下降したりします。
この時、途中で上がりすぎたり下がりすぎたりすることがありますが、行き過ぎて下がりすぎた時に買えばその後反発して上昇することが予想され、利益となります。

逆張りのメリット

逆張りのメリットは、相場の方向に左右されないことです。
逆張りでは「行き過ぎた時」に売買を行いますが、小幅でも利益を確定しやすく、またそのままトレンドの転換点となれば大きな利益を得られる可能性もあります。

逆張りのデメリット

逆張りは、株価が上がった後で買い、株価が下がった後で売るものですが、そこからさらに急騰したり、急落する可能性もあり、そうなると大きな損失となってしまうことがあります。
また、相場の方向に売買をする順張りと比べると、相場が「行き過ぎる」ことは滅多にないため、逆張りは取引回数が少なくなってしまうこともデメリットだと言えるでしょう。

このように、株式投資ではトレンドに沿って取引する順張りと、トレンドと逆方向に取引する逆張りがありますが、そのトレンドを把握するのに活用するのがトレンドラインです。

トレンドラインを覚えておこう

トレンドラインは、チャートの傾向を測るためにチャートに引く補助線のことです。
トレンドラインを引くことによって、相場が現在どのような状況にあるのかが判断しやすくなります。

トレンドラインの引き方

トレンドラインは、高値同士や安値同士を結ぶことで表します。
上昇局面では安値同士をつなぎ、下降局面では高値同士をつなぎます。安値同士をつないだものがサポートライン(支持線)、高値同士をつないだものがレジスタンスライン(抵抗線)と呼ばれます。

トレンドラインのひき方
上昇トレンドの時はサポートラインを、下降トレンドの時はレジスタンスラインを引くことになります。

レジスタンスラインまた、保ち合いの時にはサポートラインとレジスタンスラインの両方を引いて、レジスタンスラインを割ったら上昇トレンド、サポートラインを割ったら下降トレンドと判断します。

トレンドラインで判断する売りサインと買いサイン4パターン

ここでは、トレンドラインで判断する売りサインと買いサインの4つのパターンをお伝えします。

上昇トレンド時サポートラインを割ったら売りサイン

上昇トレンド時にはトレンドラインとしてサポートラインを引きますが、株価がサポートラインを割ったら相場の転換となる事が多く、売りサインとなります。

下落トレンド時レジスタンスラインを割ったら買いサイン

サポートライン一方、下落トレンド時にはトレンドラインとしてレジスタンスラインを引きますが、株価がレジスタンスラインを割ったら相場の転換点となることが多く、買いサインとなります。

保ち合いトレンドからサポートラインを割ったら売りサイン、レジスタンスラインを割ったら買いサイン

保ち合いトレンドの時は、トレンドラインとしてサポートラインとレジスタンスラインの両方を引きますが、保ち合いトレンドの時にサポートラインを割ったら売りサイン、レジスタンスラインを割ったら買いサインと判断します。

なお、上昇トレンド時にレジスタンスラインを割った後にすぐに下落トレンドとならず、保ち合いトレンドに移ったり、下落トレンド時にサポートラインを割った後すぐに上昇トレンドとならず、保ち合いトレンドに移ったりすることもあります。

押し目買いと戻り売り

株価は上昇トレンドに入っている時でも上下を繰り返しながら上昇していきます。この時、途中で下がった局面のことを押し目と呼び、この押し目で買うことを押し目買いと呼びます。

サポートラインを引いておけば、この押し目を読むことができるため押し目買いが可能となります。

一方、下落トレンドに入っている時にも上下を繰り返しながら下落していきます。この時、途中で上がった局面のことを戻りと呼び、また戻りの時に株を売ることを戻り売りと呼びます。
レジスタンスラインを引いておけば、この戻りを読むことができるため戻り売りが可能となります。

押し目と戻り

トレンドラインの引き方のコツ

今回、トレンドラインの引き方についてご紹介していますが、実はトレンドラインにはこれが正解という引き方はありません。
人によってはヒゲを無視して引く人もいますし、逆にヒゲも含めて引く人もいるなど、いろいろあります。トレンドラインは使いながら自分で改良していくようにすると良いでしょう。

トレンドラインは細かく修正していこう

トレンドラインは、一度引いたトレンドラインが絶対というわけではありません。
上昇トレンド時に、最初に引いていたサポートラインより有効なサポートラインを引けそうであれば細かく修正していくことでより正確に売りサインを把握することが可能となります。

トレンドラインは3つ以上の安値・高値を結ぼう

トレンドラインは2つの安値、または高値があれば引くことができますが、より有効なトレンドラインを引くのであれば3つ以上の安値・高値を結ぶようにしましょう。
多くの安値・高値を結ぶことができればそれだけサポートラインやレジスタンスラインの有効性が高まります。

短期・中期・長期のトレンドラインを引いてみよう

今回は主に短期のトレンドラインを引いていますが、他に1カ月程度単位の中期のトレンドラインや、もっと長い3カ月~半年程度の長期のトレンドラインを引くこともできます。

短期のトレンドラインで見てみると、上昇トレンド時にサポートラインを突き抜けて下落トレンドに入ったとしても、中期のトレンドラインではまだ上昇トレンドである場合には、再度上昇トレンドに反転する可能性が高くなります。
中期よりさらに長い長期のトレンドラインを引いておけば、さらに大きな視点でトレンドを判断することが可能となります。

トレンドライン図
上記チャートはSBI証券のローソク足チャートに、短期のトレンドラインと中期のトレンドライン、長期のトレンドラインを太さを変えて引いています。

まとめ

ローソク足のトレンドラインは、トレンドを把握する上で欠かせないものですが、決まった引き方がありません。
トレンドラインの引き方や買いサイン、売りサインについて理解したら、実際にチャートにトレンドラインを引いてみて、自分の使いやすいように改良していくようにしましょう。

この記事を読んだ人はこちらの記事も見ています

【株の売買】に関する記事